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わかっているようでわかっていないと感じた瞬間

最近仕事で留学生と接する機会が多くあるのですが、

 

T(私):テレビでニュースを観ますか?

留学生:観ない

T:ニュースは観ないの?じゃあ何を観るの?

留学生:何も観ない

T:え…(-_-;) なんで?

留学生:家にテレビがないから

 

よくよく聞くとチューナーレステレビを持っている学生はいました。

金銭の問題ではなく単純に「必要がないから」買わない様子。

「ニュースは何で見る?」と聞くと、

「スマホ」「インターネット」との回答。

 

会話の最初に「ニュースを観るか?」を質問したのは、

ニュースを観ているかどうかを知りたかったわけではなく、

そこから別の話に持っていくための導入だったのですが、

根本が崩れてしまい、瞬間的に焦りました・・・。

 

確かに日本の若年層でも「テレビを買わない」人が増えている

という記事を以前読みました。

 

その時は「へーーーーー、確かに今はネットで情報取れるしね~」

と思っていましたが、

自分の中で「どこか遠いところの話」として

その話題を流していたんだと思います。

 

そのあと気になって、日本の若者にも同じ質問をしました。

「持ってるけどテレビは観ない」

「テレビ持ってない」

・・・時代は変化していたんですね💦💦

 

自分の中で外向きにアンテナを張り、

「情報をキャッチする力が弱まっていたんだな~」

「いろんな人と交わることが少なくなっていたんだな~」と

痛切に感じました。

 

「人は一人ひとりみな違うんだ」

 

この言葉は私がカウンセリングの勉強を始めた時、

一番最初の授業で先生が発した言葉でした。

 

経験を重ねれば重ねるほどこの言葉の重みを感じており、

忘れたことなど全くなかったのですが、

慣れとは怖いものでどこかで「枠に当てはめる」「思い込み」が

あったのかもしれません。

そして、人との接触が少なくなったことで「近しい人」との

会話が多くなっていたのかもしれません。

 

 

どんな小さなことでも琴線に触れたことは

「なぜ?」の視点で考え、「自分ごと」として捉えること、

そして、落とし込んでみることが大切だな~と。

ここのところ、良くも悪くも「鈍感力」を発揮していたのかな~と。

 

多角的な考察力、このあたりを強化する必要がありそうだ

と感じた今日この頃です。

 

とはいえ、アンテナを張りすぎるとそれはそれで疲れるので、

何事もオンオフをつけ、バランス良く取り組むことが大切ですね。

 

5月のGW以降、日常が戻り早半年。

みなさんは外向きに情報をキャッチするための

アンテナはどのくらい立てていますか?

 

 

 

Happyな明日を信じて。