社会が動き出したと感じた2023年3月

東京は数日前に桜の開花が発表されましたが、

今週末(25.26日)はあいにくの雨。

久しぶりの開催となった都立公園での桜まつりも

雨となってしまいましたが、前進感を感じる話題でした。

 

 

2020年1月頃から「コロナ」という言葉が

ここまで私たちの生活や心情を変えることになるとは

正直、想像していませんでした。

 

このコラムでも読んでいる方たちが

なるべく社会不安やネガティブさを感じないよう意図的に避けてきましたが、

流石に長期間、全く触れないことは難しく

内容に思案した時期もありました。

 

で、敢えてなぜ今月のコラムで触れようと考えたかというと、

 

日常生活での前進感を感じた瞬間

 

がいくつも重なったからです。

 

 

1つ目は近所の桜がここ数年目にしていたものより小さいと感じたこと。

 

最初は「今年の桜はあんまりきれいじゃないのかな?」と思ったのですが、

よくよく考えたら、

コロナ禍で桜の剪定が行われない時期の影響もあったようで、

その時期は当然ですが桜の木が成長し、

枝が広がった状態で桜が満開となっていたわけです。

 

大きな桜は確かに見栄えもよく一見よさそうな気もしますが、

樹木にとっては根に対して伸びきった枝は負荷となっていたかもしれません。

 

今まではあまり意識していませんでしたが、

一定のリズムで樹木保護の観点から行われていたからこそ

毎年、素晴らしい桜を見ることができていたということ。

そして、元の生活に戻り始めたということを感じた出来事でした。

 

 

2つ目は海外旅行本の発刊がここ数年なかった事実を知ったこと。

 

実は、2020年2月上旬、私は台湾への弾丸旅行予定でした。

2月に入り、職場で業務上の海外渡航許可がおりなくなったこと

(個人旅行なので制約を受けたわけではありませんでしたが)、

そして、海外旅行者の受け入れを止める国がでてきたこと

(行ったはいいが、日本への入国ができなくなる可能性もあった)、

等があり、結果、旅行を取りやめました。

 

この判断は正解だったのですが、

それから数年、「海外に行けない」が日常の生活となり、

1年に1-2年は自由旅行を楽しむ私にとって

暇さえあれば読んでいた海外旅行本を見ることもなくなっていました。

 

なんとなく心境の変化もあったのだと思いますが、

久しぶりに読もうかな~と思って調べだしてびっくりしました。

(本当にびっくりという言葉が合致した瞬間でした)

 

数年の間、発刊はとまっており、

やっと最近になり最新版が発刊されだしたのでした。

 

海外旅行をする人がいなければ、

そこに海外旅行本の需要はないわけで、

当然といえば当然なのですが、

でも本当に驚きました。

 

 

他にも日常生活で感じたことはいくつかあったのですが、

この2つの出来事は私にとって衝撃に近いものでした。

 

 

社会全体の働き方や仕事観にも大きな影響を与え、

キャリアコンサルタントとしての仕事にも大きな変化があった約3年。

ひとぞれぞれ、「はたらく」の在り方が一気に変わりました。

 

 

ここからは「戻る」ではなく「新旧を融合させながら更なる進化」となるでしょう。

 

 

何気ない日常からの気づきですが、

再び外向きにアンテナを張り、

風をキャッチする力を磨く時が来たようです。

鈍っていたスピード感も取り戻していけないといけないですね。

 

 

Happyな明日を信じて。