· 

在宅勤務のメンタルケア

かつてないほどの短時間に社会が急速に変化がありました。

 

最初は未曾有の状況で先が見えない中、

戸惑いや不安もたくさんあったはずですが、

 

時間と共に順応し『今のこれが日常』と感じている人も

いるのではないでしょうか。

 

働き方が変わった人もたくさんいました。

「在宅勤務」もこの1年ちょっとで一気に普及し、

新しい働き方の一つとして一般化しました。

 

私たちの仕事では

『職場の人間関係』について相談を受けることが多くあります。

 

職場という空間で他人と共に働くことは

どれだけ関係が良好であったとしても

全く気を使わないといえば嘘になると思います。

誰もが何かしらのストレスを感じてきたのではないでしょうか。

(それが辛いと感じるか否かは別として・・・)

 

 

では、在宅勤務が普及したことで

職場の人間関係に関わる相談が減ったのか?

 

なんとなくおわかりだとは思いますが、

答えはです。

 

出勤していた時は

「静かなところで仕事に集中したい!」とあれほど望んでいたのに、

実際に在宅で仕事を続けていくと、

何気ない書類を手渡すときに伝える

ありがとう」の一言がどんなに大切なことだったか

と感じている人もいることでしょう。

 

とはいえ、

世界に穏やか日が戻ってきた時、

『新しく市民権を得た在宅勤務という働き方が過去になることはなく

時代と共に変化をしながらこの先も続いていくであろう』

というのが今の社会の動き。

 

そうすると、当然のことですが、

今までとは異なる「仕事への悩み」がでてきます。

雑談も含めた会話量、オンラインでの距離感・・・。

 

私自身も在宅勤務が続いている中で、

いろんなことを想い考え、

新たな悩みも出てくるようになりました。

 

 

在宅勤務では意識をして主体的に動かないと

人との繋がりは想像以上に希薄になりがちです。

 

各々個人が今まで以上に『人との繋がりや距離感』を考え、

家族、友人、職場の同僚、趣味の仲間など身近な人以外にも

『自分の話を聴いてくれる第三者』を持つことが

円滑に在宅勤務を続けていく鍵のひとつになりそうです。

 

 

 

本来、私たちの仕事であるカウンセリングやコンサルティングは

『誰もが気軽に』利用できる空間のはずですが、

一方で実際にはごく一部の人にしか利用されていない現実もあります。

 

この仕事を始めてからボランティア含め様々な活動を通して

『認知度を高める』ことに取り組んできたつもりでした。

が、もっともっと垣根を取りはらうため

能動的に動く必要がありそうです。

 

企業側も在宅勤務者のメンタルケアに

本気で取り組み始めるようになっています。

セルフマネジメントにも限界はあります。

ラインケアも課題になっています。

 

 

人と話すこと、繋がることの大切さを改めて痛感している今日のこの頃、

きっと私以外にも同じように感じている人がいるはず。

 

来年の今日、

今より「働きやすい在宅勤務」への動きが加速するよう

まずはできることから始めていく必要がありそうですね。

 

 

 

Happyな明日を信じて。