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灯台下暗し

一気に朝晩冷え込むようになり、秋も深まってきましたね。

冬はもうすぐそこまできているなと感じる今日この頃です。

 

今日は本当に小さな気づきのお話です。

 

以前もこのコラムで留学生に

日本語の授業を担当していると書いたかと思います。

 

先日「日本の秋」という課題で、

プレゼンテーションをするための準備をする中でのこと。

 

題材をひとつ自分で考えてその内容について調べる

ことにしたのですが、50名弱の教室にいる学生のほとんどが

 

紅葉(もみじ)

※写真は無料の画像をお借りしました

 

を調べていました。

(他にも栗とかサツマイモとか、観光地、

果物などいろいろありましたが・・・)

 

 

確かに「秋」といえば「もみじ」というのはわかりますが、

なんでこんなにもたくさんの学生が調べているのだろう??

と思って理由を聞いてみました。

 

私:「なんで紅葉(もみじ)にしようと思ったの?」

学:「きれいだから」

私:「え、でも自分のお国でも紅葉(こうよう)はありますよね?」

学:「でも、こんなにきれいな紅葉はないから」

 

・・・・その時、はっとしました。

 

毎年「きれいだな」ともちろん思っていますし、

世界中全ての国や地域で紅葉がないことはさすがに知っています(笑

 

ただ、外国から見た日本の紅葉は別格のようで、

私たちがいつも見ている感覚とは全く違いました。

 

そういえば

日本の紅葉は世界一

と言われることがあると聞いたことがありました。

 

 

すっかり忘れていました ( ;∀;)

 

 

日々当たり前と思っている物事の中にも

本当は素晴らしいものなのに

鈍感になって気づかず埋もれてしまっていることが

たくさんあるような気がします。

 

 

忙しくなると目の前のことに忙殺されがちですが、

 

何気ないことでも流さない鋭い嗅覚を持つことの大切さ

 

に改めて気づきました。

(もちろんそのためには自分に余裕が必要ですが)

 

授業では教える立場ですが、

いつも教えらえることが多いです。

どんな形であっても人と向き合うことは

気づきの連続ですね。

 

 

Happyな明日を信じて