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ひとりで転職活動することの難しさ

今年の夏至は6月21日(木)です。

今は一年で一番陽が長いときですね。

 

この時期は体調管理が難しいという話をあちこちで耳にします。

(そういうときは無理せずに・・・)

 

 

こちらのコラムではあまりキャリアコンサルティングについて

実際に行っていることをあまり書かないのですが、

コンサルティングを利用された方から

「困っている人のきっかけになれば・・・」というお気持ちをいただいたので、

少しだけ書こうと思います。

 

 

その方とお会いしたのは3月上旬でした。

端的に言うと「転職をしたい」という相談でした。

 

初回の面談では、

「辞めたい」気持ちが先行しすぎていたので、

その点を整理しながら方向性を定めていきました。

 

ほとんどの方は1回のみの面談を希望されていて、

(逆に私も1回で完結できることを心がけています)

2度目の面談を実施することはあまりないので、

その方にも「まずはなぜ転職なのか?」

「本当に転職したほうが良いのか?」を考えること、

そして、

本当に活動するのであれば

「(無料の)メールでのサポート」から始めて

「どうしても会って話したい」となったらその時に考えましょう

という提案をして終わりました。

 

 

メールでのやり取りを進めていく中で、

「新しい業界に挑戦したい想い」や

「将来のビジョン」が見えてきました。

 

私は長期間転職活動するのは

精神衛生上あまりよくないと思っています。

 

まずは90日という設定をして動くのですが、

その点も了承いただけたので

正式に転職サポートをすることになりました。

 

・職務経歴書の作成

・業界研究

・受験企業の選定

 

などをメールでやり取りしながら

進めていきましたが、

1か月ほどたった時に

「フィードバックを兼ねて会って話をする」

という形となり2回目の面談を実施しました。

(実際には2回目は実施せずメールだけで内定まで行く方も多いです)

 

もちろんそのあとも「面接対策」など含め

何十回というメールのやりとりや

「3回目の面談」を実施しながら進めていった結果、

予定通りの6月上旬、

自分の希望企業に内定が出て、

条件交渉もスムーズにいき活動を終えました。

 

90日を振り返り、

一番多かったのは「メンタルケア」だったと思います。

(これはどの方でもほぼ同じですが・・・)

 

これはご本人様が話していたことですが、

「日々のメールでのやり取りにプラスして

初回+2回(計3回)の面談を入れたことで、

最後まであきらめずに活動できた」と。

 

今回ご本人様はコラムに載せることで

「同じような境遇の人に方法のひとつとして伝えたい」

と考えてくださったようです。

 

初めての転職活動の方ではありませんでしたが、

(過去の転職活動はご自身で行っていたようです)

それだけ充実した達成感のある結果となったのかな?

と一緒にサポートしていた私も嬉しく感じた瞬間でした。

(ご本人様からも過去の転職活動とは次職への考え方が全然違う!

というコメントをいただいたので)

 

 

就職活動は新卒、中途問わず

自分と向き合い続けることになるので、

楽しいことばかりではありません。

 

活動をひとりで進めていく人、

人材会社を活用する人、

ハローワークで相談しながら進める人・・・等々

やり方はいくつもあり答えはありませんが、

終身雇用が終わった現在は、

自分の未来自身で作っていくことが求められています。

 

 

キャリアコンサルティングの世界も

この10年で大きく変わりました。

 

転職活動は未来を形成する方法の一つでしかありません。 

 

1社で長く勤めたいからといっても

自分のキャリア形成は必要となります。

転職する人だけが考えることではない時代になっています。

 

自分の未来を「笑顔」で語れる人が

ひとりでも多くなればいいなと思います。

 

 

Happyな明日を信じて。